LPIC101_大容量記憶装置

大容量記憶装置(mass storage device)

OSをインストールして起動ディスクとして使用したり、大容量のデータを保管するために使用します。

 

例え

・HDD(Hard Disk Drive)

容量が大きくコストパフォーマンスが高い記憶装置です。データの記録には磁気を使用します。

コンピュータに内蔵できるものと外付けできるものがあります。装置内部の「プラッタ」という回転する円盤に対してデータの読み書きを行いますので、衝撃によりプラッタに傷がついてデータが破損する場合があります。そのため、慎重に取り扱う必要があります。

 

・USBフラッシュドライブ

USBメモリ」とも呼ばれる記憶装置です。内部の「フラッシュメモリ不揮発性半導体メモリ)」にデータの読み書きを行います。
小型で軽量なことからデータの持ち運びによく利用されています。フラッシュメモリには書き換え回数やデータ保持期間に制限があり、長期保存には向いていません。

 

SSD(Solid State Drive)

ディスクという名前がついていますが、記憶装置として半導体メモリを用いており、実際にはフラッシュメモリに属する機器です。USBフラッシュドライブと同様に、書き換え回数やデータ保持期間の制限があるため、長期保存には向いていません。
ランダムアクセス性能に優れており、省電力で静音、非接触メディアであるため耐振動・衝撃性が高く、近年ではHDDの代わりに使用されることも多くなりました。フラッシュメモリの高速性を引き出すため、SATAより高速な「NVMe」インターフェースで接続するタイプのものもあります。